任意整理は借金いくらまでできる?具体的な数字で解説

任意整理は費用面やデメリットの少なさから最も気軽にできる債務整理ですが、借金減額効果は最も小さいので、「借金いくらまでなら任意整理できるのだろう」と疑問に思う人は多いかもしれません。

任意整理には借金いくらまでという具体的なルールはありませんが、あなたの収入や毎月返済に回せる金額によって上限が変わってきます。

あなたの収入で任意整理できるのは借金いくらまで?

任意整理では、利息と遅延損害金を全額カットしたうえで、元本の返済期間を60回払い程度に延長してもらうことができます。

そのため、任意整理後は約5年間、元本を60で割った金額を毎月返済していく必要があるといえます。

逆に言うと、あなたの収入のうち毎月返済に回せる金額に60をかければ、借金額いくらまでなら任意整理できるかを計算することが可能なのです。

例えば、あなたの月収が20万円で返済に回せる金額が月2万円だとすると、任意整理が可能な借金額は120万円までです。

また、あなたの月収が27万円で返済に回せる金額が月5万円だとすると、借金額300万円までなら任意整理ができるということになります。

司法書士に任意整理を依頼できるのは借金いくらまで?

ここまで、任意整理は借金いくらまでという上限が決められていないという話をしてきましたが、司法書士に任意整理を依頼する場合は1社につき借金額140万円までという制限があります。

例えば、アイフルとアコムから80万円ずつ借りていた場合は、借金額の合計は160万円ですが、1社の借金額はそれぞれ80万円なので、司法書士に任意整理を依頼することが可能です。

しかし、東京スター銀行のスターカードローンで150万円を借りていた場合は、1社の借金額が140万円を超えているため、司法書士には任意整理を依頼できません。

司法書士は弁護士よりも安い費用で任意整理を受け付けてくれますが、このような金額の上限がある、交渉がまとまらずに裁判となった場合に簡易裁判所までしか代理になれないなど、いくつかのデメリットがあるので注意してください。

まとめ

借金額いくらまででないと任意整理できない、といった上限は定められていません。

任意整理では借金の元本のみを60回払い程度で返済していくことになるため、あなたが毎月返済に回せる金額に60をかけた金額が任意整理で扱える借金額の上限と言っていいでしょう。

ただし、任意整理を司法書士に依頼する場合は、1社につき借金額140万円まででなければならないというルールがありますので注意してください。